5月某日


今日は朝から天気がいい。
そうだ!久しぶりにあのきれいな越前松島を散歩しようかな。
早速、嫁さんに相談し、友人も連れて行くことに決定!

1歳3ヶ月になるやんちゃ坊主はお出かけが好きだ。
嫁さんは、やんちゃ坊主をシートベルトに縛り付ける時、
『お出かけのうた』を歌っている。
作詞・作曲:嫁さん 1フレーズのみの変なうた(笑)
いつもながらに呆れて聞きながら、車を走らせた。





7分ほど走らせると浜地海水浴場が見えてきた。
晴れてはいるけど、遠くのほうに霞がかかっているような感じで
記憶の中にある最高の『越前松島』は期待できそうにない・・・
少し残念だが、海のほうは凪いでいるから、磯遊びにはいい感じだろう。
と、思っていると越前松島の入り口が見えてきた。






民宿の手前の駐車場に車を止める。
他にも数台の車が駐車してある。
実は、ここにはまだ数えるくらいしか来た事がない。
しかも、最初に訪れたのは数年前のこと。
それまでは、『越前松島』の入り口の緑看板を横目で見るくらいだった。
ということで、入り口の案内板をまじまじと覗きこむ。




自然探勝園地 越前松島(越前加賀海岸国定公園)
この海岸一帯は越前松島と呼ばれ、輝石安山岩の柱状節理が良く発達し、
東尋坊と趣を異にして壮観優美な景観を呈しており、
国の名勝天然記念物に指定されています。
園内には案内図のように7箇所の解説板があります。
海中に奇岩が散在し、老松が汐風にたえて優美な風情を見せており、
あたかも奥州(宮崎県)の松島に似ていることから「越前松島」と呼ばれています。

■この園地を利用するにあたり、次のことに注意しましょう。
1.景色にみとれず階段等では足元に十分注意しましょう。
2.園地の植物や樹木を大切にしましょう。
3.みんなの自然をよごさない様にきれいにしましょう。



ここで私の目をひいたものがあった。


『弁慶の抜け穴』がそれだ。

これは是非見てみたい!
越前海岸を走る国道305号線には『弁慶の洗濯岩』なるものがある。
こちらもまだ横目で見ながら通りすぎるだけで終わっている。
東尋坊があるから弁慶なのかな?
今度行って見なくては・・・




ほぉ〜。7箇所に解説板があるのか。これも全部見ておくか。





ん?

んんんんんん?

あれ?

・・・・・・・


6箇所しかないんですけど?(^^;





駐車場から降りて行って、まず左手『聖り穴』のところに2箇所
まわったところ、『観音』に1ヶ所。
横道それて『白浜』と『弁慶の抜け穴』で2箇所
離れたところ、『丸岡藩砲台跡』に1箇所


いぃっかしょたりなぁ〜い・・・
(おいわさん風?さかもっちゃん風?)





何度見ても見当たらないんだがなぁ・・・


とりあえず、わかるのだけでも見て回るか、ということになった。

やんちゃ坊主の手をひきながら歩いているとすぐに立ち止まって小石をひろって遊びだす。
丸々としてるから、この坂道じゃ転がっていきそうだなぁ・・・
と、顔を上げるときれいな海が広がっていた。







嫁さんがやんちゃ坊主の相手をしているうちに、私は最初の解説板『聖り穴』をみることにする。
鳥居を抜けて左に踵を返すと30メートルくらい先に洞穴がぽっかりと口をひろげている。






ん?


上のほうになんかあるな。後で、見てみよう。









おお!ここが『聖り穴』かぁ。

ありゃ。
潮風の為か、解説板が腐ってきてるな。

むむむ!解説板に落書きが!
全く、心ない輩がいるもんだなぁ。

 


ここが「2」ってことは、この洞穴の中に「1」があるのかな?

洞穴の中に入ると、さすがにひんやりしている。

中に入る前にお賽銭をして仏像に手を合わせる。

さらに奥にはいると、もう1体仏像が・・・
ここにもお賽銭をして手を合わせる。



しかし、その先に進む道がない・・・


洞穴の中だから、ひんやりしているし、あたりは薄暗く少し不気味(^^;
仏像の後ろに道があるのかな?とも思ったがそうでもないみたい。


おっかしぃなぁ・・・

しかたがないので先に進む(戻る?)ことにした。

そうそう!
上になんかあったな。
あれが「1」なのかもしれない!

やんちゃ坊主と小石や雑草で遊んでいる嫁さんと友人の横をすり抜けて
あの物体のところまで登ると・・・








なんじゃ?こりゃ?



『国定公園越前海岸 越前松島 福井県』



こ、こんなところに・・・
しかも、これの横に立って写真撮ろうと思っても、どっから写すんだ?
崖・藪とこの看板との間って1メートルもないんですけど?(^^;




これは、おもし・・・いやいや、設計ミ・・・げふんげふん!

きっと、数十年前に崖を切り崩したに違いない!
きっとそうだ!うんうん。
お上がやることだから間違いはない!!
ふぅ〜 どうなってんだよ(>_<!



坂の下のほうからは「おとぉ〜ちゃぁ〜ん♪」と嫁さんの呼ぶ声が。
なかば呆然としていた私は、雑念を振り払う様に坂を転げ落ちて(笑)戻った。
(俺が転がってどうする!?φ>_<φ)


西の方角には遠く霞んで雄島が見える。
手前にある飛島はこの越前松島の隣にある 越前松島水族館 からしか行くことができないらしい。







陸地から『大島』に渡された橋を渡る。
大島は輝石安山岩の大きな塊の様だ。




『沖の流れ川』


『磯の流れ川』

う〜ん。絶景(^^
あんまりきれいなんで、パソコンの壁紙に使いたいと思うくらいだ。
・・・・・・で、作ってみた(笑)




きれいだにゃぁ〜♪とほのぼのしてると、嫁さんが何度も何度も
「撮って撮って!写真とって!」とやかましいので、撮った(笑)
おいおい、落すなよ・・・










『磯の流れ川』沿いの階段を上っていくと次のチェックポイント(?)観音洞があった。


 


ここにも落書きが・・・
しかも、3月18日を4月18日に書きかえるなんて!
微妙過ぎて本当なのかと一瞬思ってしまった(笑)



友人との会話
友人:これほんとに4月18日?
私 :微妙やなぁ。
   でも、ほんとやったらピンクのマジックでなんかかかへんやろ?
友人:そうやねぇ。
私 :微妙な落書きやなぁ(笑)
友人:問い合わせてみな。。。
私 :・・・・・(ラクガキダッテバ!苦笑)




観音洞を過ぎると、磯へでた。
磯には家族連れがヤドカリを観察していて楽しそうな声がしていた。

やんちゃ坊主は、「キュッキュッ♪」と鳴る靴をはいて磯を行ったりきたり。
心配そうに嫁さんと友人も行ったりきたり(笑)
かなり興奮している様で、しゃがみこんでは重い頭をふらふらさせて水に手を入れて遊んでる。



この越前松島に何度もきている友人との会話
友人:昔はここでアメフラシとかつついてあそんでたんだよ。
私 :アメフラシ?他には?
友人:ん〜。ヒトデとかクラゲとかイソガニとかサザエとかウニとかカレイとか
   まだいるやろね?
私 :・・・・・(何か後半食物になってない?笑)
友人:でもね。ここに入る時は足を切る覚悟ではいらなあかんよ。
私 :あれ?でも、夏に子供がいっぱい海の中で遊んでなかった?
友人:うん。
私 :大丈夫なん?
友人:だって子供だもん。
私 :・・・・・く、くつはいてるとか?
友人:ん〜履いてる子もいるけど、私は履いてなかったなぁ
私 :なんで?
友人:だって子供だったんだもん♪
私 :・・・・・(子供は痛くないのか?苦笑)
友人:そうそう!あそこの岩場の先がタイのポイント!
   釣れるらしいよぉ〜。釣ってきて♪
私 :あの崖を登るの?
友人:らしいね。

おっちゃん1:無理やわぁ〜

他の観光客らしき人達がその岩場をバックに写真を撮ろうとしている。
で、その岩場に登ろうとしたおっちゃんが叫んだ。

おっちゃん1:あかんわぁ〜!これ以上のぼられんなぁ!
おっちゃん2:ああ?じゃ、しゃぁ〜ないからそこで撮るかぁ

とその時、片手にアイスクーラー、片手に釣竿を持った二人の男がひょいひょいと登っていく。
呆気にとられるおっちゃん数人。

私 :・・・・・・すげぇっ!
友人:ね?登れるでしょ?
   楽しみにしてるからね♪
私 :・・・・・・(殺す気?(^^;


手ぶらのおっちゃんが登れないところを、両手がふさがった釣り人がゆく・・・
恐るべし!タイの釣り人!!!(別にタイ人じゃないよ)



磯で遊ぶやんちゃ坊主達をおいて、芝生のとこまで行ってみる。


 

なんか、解説板はあるけど番号はうってないから別ものなんだろうなぁ。

ん〜!ほのぼの!看板の向こうにやんちゃ坊主達が見える。
夏になると、ここで日光浴しながら子供が磯で遊んで大人はビール飲んで寝る!
ってぇ〜場面が見られるんだよなぁ。
でも、駐車場、金とられるからなぁ・・・
しかし、あの駐車場は公園のものなのか?
いや、民宿のものかな?
もしかすると、ただのおっさんがほざいてるだけ?
はっはっは、まさかなぁ・・・・・







気になるぅ〜(爆)



まぁ、それはそれでおいといて(ぉぃ

なんかあるなぁ・・・
検潮所?
ふ〜ん。潮の満ち干きを測るのかぁ。
お?なんかきれいっぽいぞ?




おおぅっ!水が澄んでてきれいぃ〜♪
うんうん。いいねぇ。
やっぱ松島はこうでなくっちゃ♪

ふと、振り向くと嫁さんたちはスタスタと次に進んでいるではないか!
置いてくつもりかぁ!?(>_<


『白浜』のほうに行くには階段を降りていかないとだめらしい。

嫁さん:あ!ここきれい!写真とって!!
私  :そうかぁ?確かに水は澄んでるけど・・・
嫁さん:撮って!
私  :ハイハイ







階段を降りていくと浜辺(?)になっていた。
以前はこの浜辺も泳げたらしいが、いまでは遊泳禁止になってしまったらしい。
しかし、ほとんどの砂がなくなっているなぁ
これじゃ、砂浜じゃなくて砂利浜だな・・・

お!あった!次のチェックポイントだ!!

 


あら!砂がなくなったんじゃなくって、もともとこんな浜辺なのか(^^;

やんちゃ坊主はかなりハイテンションだった為、ここへきて疲れが出てきた様だ。
少しむずがっている・・・
『白浜』の先は階段が続いていて結構疲れる。

ましてや、やんちゃ坊主を抱えたままでは・・・


ふんっ!ふんっ!ふぅ〜!



へぇ〜。駐車場のすぐ近くに出るのかぁ。





!!!!!!!





肝心の『弁慶の抜け穴』を見てないぞ?

あれ?おかしいなぁ。解説板はなかったんだが・・・

そういえば、『白浜』は5番だったか?

ん〜。あの階段を戻るのは嫌気が刺すが、仕方ない。

むずがるやんちゃ坊主を嫁さんに託して一人で戻る。

ん〜。やっぱ解説板はないなぁ。
そうだ。穴!穴はないかな?穴!穴!穴!・・・・


あれかなぁ?

でも、小さくないかぁ?









ズン!(道なき道を掻き分けて・・・)











ズンズン!(おねがいぃ〜 蛇出てこないでぇ〜 小心者(笑)








・・・・・埋まってるし(T-T


ちくしょぉ〜!このままでは帰れない!(かなり意地っ張り(笑)

もう一度入り口の案内板を見てやる!!

ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ〜(階段がキツイ・・・)



ふむふむ『白浜』のすぐ隣か・・・


・・・って崖じゃねぇ〜かよ!!


も、もしかして、さっきの埋まった穴がそうなのか?

む〜ん(~-~ 




うひ♪
(breakthroughとは違います。念の為・・・)




反対側から攻めてみよう!

ウロウロ・・・・



ガサガサ・・・・
ウロウロ・・・・
・・・・・ねぇ



ガサガサガッサガッサ・・・・・
バッサバッサ・・・・・
くさむらを掻き分けて道を探す・・・
        (ソンナトコロニミチハナイ・・・)




ふと振りかえると、嫁さんがやんちゃ坊主にジュースを飲ませている。
やんちゃ坊主、そのジュースを自分が持つ!とばかりに奪い取る。
嫁さん、あきれて見てる。
ジュースこぼすぞぉ〜っと一声掛ける。
・・・・・遅かった(笑)



ねぇなぁ・・・
ちと、トイレに・・・・・
ふぅ〜スッキリ!





ん?なんだ?このけもの道の様ものは・・・

その道をたどってみると、トイレをぐるぅ〜りとまわって裏手に続いている。

お!!!
こんなところに石の階段(?)がある!!!


 


石段はすんごく急で、枯葉に覆われていて、 とっても滑りやすい!



アウアウ・・・
アブネェ、あぶねぇ・・・




右手には『貴船神社』が改修工事を行っていた。


どれどれ?


幕には永平寺の文字があった。

へぇ〜。
神社・仏閣は永平寺の方じゃないと職人さんがいないのかな?
伝統の技は残さなあかんなぁ〜














解説板らしきものが壊されている(T-T





心ない人の仕業か・・・・・・





負けないもん!!!(だれに?(笑)




道は・・・っと

むむむ!






枯れ枝が行く手を遮っている・・・

そして、なぜか頭の中には、嘉門達夫の『ゆけ!ゆけ!川口浩』が流れ出した。




かぁわぐっちぃひろしがぁ〜♪



などと口ずさみながらその枯れ枝を掻き分けて先に進む。







ぐぉ!

またまた急な階段が!!!

・・・・ゆけぇ〜ゆけぇ〜かぁわぐちっひろし♪





お!?

なんか、あるぞ?



あれか???
 

拡大写真



あの穴は違うよなぁ・・・






っと振り向くと・・・・・








ダンドンダンドンダンドン♪

なんかそれっぽいぞぉ〜♪



しかし、暗いなぁ・・・


頭の中では『ゆけ!ゆけ!川口浩』が大合唱(笑)


中に入ったはいいが、暗くて何も見えなくてすこぉ〜しこわくて
照明を持って行ってなかったので、写真だけ撮って引き返すことにした。

頭の中には同じく嘉門達夫の『小市民』が流れ出した・・・




撮った写真は右と左で2枚。


おお!撮れてる!!当り前か・・・

変なものは写ってないな・・・うん!

 



通れそうな感じで写ってるじゃぁ〜ん♪
先に進めそうだなぁ




洞窟の前でしばし考える・・・・・


中に入っても暗いんじゃ見えないしなぁ・・・


一人だしなぁ・・・


あぶないしなぁ・・・


こわいしなぁ・・・(ホンネ(笑)






よし!
頼もう!
『国道探検隊』に!





決断すれば迷いは消え去り、あれだけ固執した『弁慶の抜け穴』らしきものを後にする。









すんげぇでっけぇ〜落石だ・・・



違う意味ですこぉ〜しかなり?怖くなって、我が子の元へ戻っていった。





もどってみると、やんちゃ坊主達はすでに車の中でくつろいでいた。



ふぅ〜。喉が乾いたな。
動き回ったからなぁ。駐車場にある自販機で一服しよう!


チャリン!チャリン!チャリン!








・・・・・








ジュースが出てこねぇ〜(>_<;









お金も戻ってこねぇ〜!!(;o;




なぜにだけ・・・・

弁慶さんのイタズラ??(ぐすん・・・











=====続きは国道探検隊の報告をお待ち下さい。=====
ほんとにあるんだろうか?報告・・・(笑)

ありました!HFCにて続報あり!








ここまで、おつきあい下さいまして、ありがとうございました。

このストーリーは実話をもとにすこぉ〜しだけ脚色して書かれていますので、あしからず。

最後に、『越前松島』の駐車場ですが、『丸岡藩砲台跡』にも20台ほどの駐車場があります。
こちらは無料の様です。

『丸岡藩砲台跡』から『越前松島』まで散策道が伸びてますので、
こちらから散策がてら歩いてもいいかな?っと思います。
約5分ほどで『貴船神社』まで行けます。
もし、『越前松島』の駐車場でお金を払うのがいやだ!っという方は
こういう手もあることを覚えておいてくださいな♪






そうそう!


『丸岡藩砲台跡』なんですが、

何気なく行った人にはどれが砲台跡かわからないことがあるそうです。

意外とわかりやすいと思うんですがね(^-^;




丸岡藩砲台跡







おしまい♪